わやブログ

男31歳。☆予定:2021年3月ごろに女の子が生まれます。音楽と簿記と2次元が好き。ブーツはRedWingです。

本当にあった怖い話 ~オウダンホドウ~

今週のお題「怖い話」

その日は年明けてちょっとたったくらいで

もう年始感もなく、

まだコロナの問題もそんなに広がる前の事だったので、

それぞれが日常を過ごしている

いわゆる『気の抜けた状態』の時です。

 

ボクは仕事を終えた後、

趣味のバンド活動のリハーサルを終えて、

クルマで自宅へと帰っている途中でした。

 

時間は夜中の2時をまわったくらい。

世界は真っ暗で真冬という事もあり、

本当に「しん」とした冷たさが車内でも

分かるくらいの雰囲気でした。

 

眠たくならないように

カーオーディオで好きな曲をかけ、

気分は深夜でしたが

テンションはかなりハイの状態。

 

そんなこんなして、

もう自宅まであと車で3分かからない

くらいの近所まで帰ってきました。

 

自宅の近所には目印となる

大きなショッピングセンターがあって、

昼間はその施設を利用するお客さんで

大渋滞も頻繁に起きてしまう。

そんな交差点に差し掛かった時です。

 

ぼくはその交差点で赤信号を待っていました。

その時、目の端にチラッと白いものが見えました。

 

人です。

 

本来なら別に気にもしないのですが、

何か異常というか、

変な異質な雰囲気が漂っていて

ボクは自分の警戒心が強まるのを感じました。

 

何が変って全身真っ白なんですよ。

靴も白、ズボンも白、パーカーも白、

そんでもってパーカーのフードを

深くかぶっているものだから本当に全身真っ白。

 

クルマのライトが反射して

まるでその白が浮き出たかのような

異質感がありました。

 

それからこれは何となくですが、

オーラというか、

その人から出ている雰囲気としか

例えようのないものなのですが、

どうもおかしい。

 

ウォーキングをしている風でもないし、

どこか目的地に向かっている風でもない。

ただそこにいるだけって感じ。

午前2時に。

 

しかも外はまだ寒いはずなのにパーカー姿。

一応、深くフードはかぶっているものの。

 

そんな感じで、

無意識に危険を察知したボクは

ひたすらその「白い人」を凝視していました。

 

ふと思いました。

こちら側は赤で止まっている。

ということはこの人側の信号は青。

 

渡ってくるじゃん。

 

一度も目を離さずに凝視します。

すると当然のように渡ってくるので

距離が近づいてきます。

 

光に照らされて、

口元が見えました。

 

ん?なにか言ってる。

 

何を言っているのか分かりませんが

うっすら口が動いているのが見えました。

 

「あっ、本当にヤバい人だな。」

わずか2、3秒ですが緊張感マックスに。

 

さらに悪い予感は的中します。

 

口元から鼻が見え、次に目が見えました。

 

...目が合いました。

 

もうこの時点で頭の中で警報は鳴り響きまくり、

レーダーで言うなら完全に真っ赤です。

 

これは完全にやばい。

そう確信した瞬間。

 

横断歩道の進路を変え、

信号待ちしているボクの車に向かって

手招きをしながら近づいてきたのです。

 

もうパニックになってしまい、

赤信号関係無くフルアクセルで

逃げました。

 

...

 

その後は家に戻り奥さんに説明し、

大きな事件はありません。

 

比較的大きな交差点で、

事故もよくある場所なので

あれがいったい何なのかわかりません。

 

しかし手招きしていたとはいえ

絶対に知り合いなどではないですし、

あの異常な雰囲気は気持ち悪さしかありません。

 

本当になんだったのでしょうか。

~FIN~